IPアドレスとは？

IPアドレスとは、簡単に言い換えてしまえばインターネット上の“住所”のようなものです。対象となるホストがどのネットワークに所属しているのかを数字で表したものがIPアドレスとなります。言い換えてしまえば、Aさんがどこの県に住んでいるのかということです。IPアドレスの中にも様々な物があり、一般的に使われているのがクラスCと呼ばれるものです。全体の8分の1を占めており、254個のホスト数で構成されています。そんなIPアドレスですが、ある重要な役割を持っています。Aさんが、ホームページを立ち上げたとします。この時、AさんはB社のサーバーを使っており、同じサーバーに別のホームページを立ち上げ、最初に作ったホームページへの被リンクを貼り付けたとします。

「不正な被リンク」を評価

この場合、同一IPで被リンクが貼られているため、検索エンジンを持つGoogleは、「不正な被リンク」を評価し、評価をダウンさせてしまいます。しかし、Aさんが立ち上げたホームページが使っているB社のサーバーではなく、C社のところに別のホームページを立ち上げ、被リンクを貼ることで、同一IPとみなされず、Googleからの評価も落ちません。これが、クラスCのIP分散です。IP分散の目的は、開いているサイトのIPアドレスが同一になるのを防ぐためですので、サーバーを切り替えることでIP分散を実行でき、評価の低下を防ぐことができます。