クラスCのIP分散を検討している際に、「専用ホスティング」にするか「共有ホスティング」にするかを選ばなければならない場合があります。では、どういうふうに異なるのかをご紹介します。まず、専用ホスティングですが、これは一軒家だと考えてください。1台のサーバーを自分専用に借りて、目一杯使うことができます。制限なく独占することができるため、どれだけ容量の大きいコンテンツを扱っていても問題ありません。次に、共有ホスティングですが、これはマンションです。1台のサーバーに、複数人がアカウントを作っており、みんなでシェアすることになります。

専用サーバーの場合、共有サーバーと比べ、費用は割高になります。では、クラスCのIP分散を実行した場合、影響はどの程度出るのでしょうか。まず、専用サーバーの場合、1台のサーバーがまるまる自身のものですので、全く影響は出ません。IP数の許す限り、コンテンツを詰め込むことができます。しかし、共有サーバーの場合、そうは行きません。IP数が余っていたとしても、サーバーの容量が少なければ使うことはできません。また、通信速度も制限されてしまうため、重たいコンテンツは取り込めません。レンタルサーバー会社のプランによって異なりますが、自身がどのようなサイトを立ち上げ、どのように運営していくかの方針を決めてから、専用にするか共有にするかを決めると良いでしょう。